今は、大学の出願も、受験料の決済もWEBでできて便利ですね。
こんにちは、かたせうみです。
受験関連の記事、後半のお金の話②です。
過去記事はまとめて最後に貼っておきますので、合わせて読んでみて下さい。
前回は、大学入学してから、在籍中の学費の説明でしたが、今日はその前、「受験するのにいくらかかるか」というお話です。
大学を受験するだけでかかるお金の話
大学の受験料ですが、結果から言うと、我が家は25万弱かかりました。
正確には、23万とちょっとです。
内訳。(私大文系、国公立受験なし)
- センター受験料 18,000円
- 私大センター受験料(4校)60,000円
- 私大一般受験料(4校)140,000円
- 統一や英語外部等15,000円
人によって様々ではありますが、ただ受験するだけで、これくらいのお金が飛んでいきます。
図にすると、こんな感じです。
地域によっては私立大学がほとんどない所もあります。
ですから、「地方在住で自宅通いをする場合」は 、受験数は3つ位という場合もあると思います。
首都圏で進学校、更に私立高校に通っていた場合、現役進学率を上げたい学校側の意向で、10校以上の受験を指導されることも多いです。
そうなると、下図のような分布になります。
こうなると、受験料だけでも40万オーバーとなります。
医学部ばっかり受ける人は、全国巡って100万以上遣う家もあるらしいよ・・・。
よくある大学受験の組み合わせ。
ここで、よくある大学受験の組み合わせを、モデルケースとして紹介します。
受験のやり方は千差万別ですが、いくつか書きだしてみたので、参考程度にご覧ください。
モデルとして、私大センター入試を1校15,000円、私大一般受験を一校35,000円として計算いたします。
国立前期1本のみ受験するよ!大丈夫大丈夫!!
大学の受験は、国公立1校のみ。
受検料の合計は、センター試験18,000円と、2次試験17,000円で 、35,000円となります。
なんて親孝行なんでしょう。
え?予備校も行ってないの??・・・・。
たまにいるんです、こういう子が。
親御さんはたいそう不安でしょうが、子の固い意志により受験は一校、しかも合格。
更に旧帝大もありそうです。
国公立ですから、かかる授業料も比較的安価・・・。
成績優秀なら学費免除も?
羨ましい・・・・・。
でもさ~、お母さん、心配で全部白髪になりそうだから、後期試験くらい出願しておこうよ・・・。
何が何でも国公立、私立大学に行かせるお金なんてありません!!
地方ではよくあるお話。
通える範囲に私立大学がない場合もあります。
交通の便も悪いので、地元国公立に行かせるにしても一人暮らし。
と、なると、必然的に話はこうなる模様。
両親が私大の名前やランクすら知らない場合もあります。
この場合、センター試験+前期試験+後期試験で52,000円となります。
中には、「中期日程」を設けてる公立大学もありますので、中期日程も受験するとプラス17,000円の、合計69,000円となります。
あくまで国公立志望、いざというときの為に、共通テスト利用で私大を2校受ける。
国公立志望のスタンダード。
国立大学の滑り止めに私立大学を受験するパターン。
私立大学の一般受験は、私大対策をする必要もあり、国公立受験の邪魔になることも・・・・。
そんな時、共通テスト利用を選択すれば、私大対策の勉強をすることなく、私立大学受験に臨む事が出来ます。
受験料も、1校15,000円とリーズナブル。
金額は、国公立前期・後期プラス30,000円で、合計82,000円となります。
但し!
私大共通テスト利用入試で合格した場合、十中八九国公立の発表前に私大の入学手続きの締め切りが来ますので、私立大学側に入学金を収めることになります。
入学金は20万前後、覚悟が必要です。
晴れて国公立に合格し、最終的に国公立に進学する場合、私大に収めた入学金は返ってきませんので、ドブに捨てることになります。
滑り止めを私大にした場合、発表の日程が遅い大学の一般受験を選択した場合でも、締切の魔の手から逃れる事は出来ません。
でも、学歴は一生ついて回るし、行った先の環境や、知り合う人たちの事を考えたら、少しでもいい環境を与えてあげたいのが親心というものでしょうか・・。
5教科7科目とか無理でしょ。3教科で頑張る!!
私立大学一直線。
得意分野の教科を強化して、少しでもレベルの高い私大を目指します。
大学はたくさんあるし、分野も学部も様々。
中にはあこがれの教授もいたりして・・・・。
私立大学の一般入試は、2月上旬から20日位までの間にピークを迎えます。
全学部統一を受けたり、日程さえ被らなければ、学部違いで同じ大学をいくつも受けることもできます。
また、共通テスト利用入試の場合は、出題範囲も授業内容のみと対策しやすいうえ、金額も1校15,000円と一般受験の半額以下。
ここで、高得点を狙って後半の受験を楽にしましょう!
・・・、いやいや、下の日程表を見て下さい。
共テ、一般。
タイミングよく合格していけばいいですが、思わぬ番狂わせが起こった場合、どこかで入学金を捨てなければならないかもしれません。
上の日程表の様に、仮に第一志望がKO大学としたら、受験していたS大やN大の締め切りが、KOの発表の前に来てしまうのです。
なるべく無駄なお金は遣いたくないけれど、受験に保険をかけていくと、「入学金をドブに捨てる」事態も少なくはありません。
大学名は、なんだかんだ言って一生ついて回りますから、嬉しいやら辛いやらの受験の予算に組み込んでおきたいものです。
だって、KOに受かったら・・・・・、N大卒よりそっちの方がいいよねぇ。
そうならないように、KOに近い日程をいくつか受験しておくというのもありです。
受験料はかさみますが、受験がうまくいって、入学金を無駄にしなければ万々歳です。
先にも書いたように、10校受験すれば30万オーバーです。
という所で、我が家は25万弱でした。
受験をすれば発表があり、合格すれば入学金と前期授業料のお金をすぐに振り込まなければなりません。
受験時にはまとまったお金が必要になるので、150万位は準備しておかなければなりません。
余談ですが、大学のエントリーとか、受験プランを立てていると疲れます。
そんな時に、受験科目セット割や、学部試験セット割引なんて見たらもう・・・・・。
番外編 逆転のスーパーレアパターン!あなたならどうする?
大学受験の補欠ですが、「補欠者」として、通常の合格発表と同時に告げられるものもありますが、追加合格を出すときに改めて発表になる場合もあります。
どちらのパターンかは、試験要領に載っていますが、補欠については公開していないことも・・・?
・・・前回のブログで、「To Be Continued!」で終わった漫画。
あなたならどうしますか???
これには、二つくらいパターンがあると思うんですよ。
この時点で、浪人が確定していた場合
おめでとうございます!
春から大学生、希望の大学でエンジョイしてください。
この場合は両手放しで喜べますね。
まさに、スーパーレアの一発逆転です。
大学は、「どう入学するか」ではなく、「どう卒業するか」ですからね、とりあえず、ピース!
既に、どこかに手続きしていた場合
悩ましいのは、このパターン。
とっくに第二志望ないし、第三志望に行くことに決めていたのに・・・。
もう、嬉しいやら、困ったやら・・・・。
場合によっては、既に1校入学金を捨てているかも・・・。
最終的な判断は、各家庭によりますが、こういう事は実際にあります。
実は、私も密かに『うちにもあるかも・・・?』と思って、こっそりHPでチェックしていましたが、残念ながら、我が家の息子にはやってきませんでした。
最後に
大学受験について書いてきましたが、最後は、「大学受験その他かかるお金」と、「受験にかかる、ちょっと笑える話。」を次に書いて、この記事は終了となります。
(予備校記事はありません。)
読んでいただき、有難うございました。
続きはこちら。
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