先日、娘の腎生検の日程が決まりました。
と、なると、次はお金の話。
日本には、「高額療養費制度」といって、高額な治療費や入院費も、上限額以上支払わなくても良い制度があります。
入院等で病院の窓口でべらぼうなお金を払っても、後から申請すれば、上限額との差額が戻ってくるんですね。
ちなみに上限額は、国民全員一律いくらとかではなく、その人の標準報酬額によって変わってきます(国保はちょっと違うんだけど、割愛)。
先進医療とか、保険適用外の治療費、差額ベッド代とか食事代、リネンレンタルのお金とかは対象にならない等の決まりもありますが、大変にありがたい制度です。
国民皆保険制度バンザイ。
で、これは後から請求するものなんですが、医療費があらかじめ高額となることが予想される入院などの場合、所属している会社とか、ご加入の健康保険組合などを通して事前に「限度額適用認定証」というのを取って病院に提出しておけば、後から申請をしなくても、窓口での支払いが限度額のみで済むようになります。
限度額適用認定証などについては、病院やクリニックなどに掲示してあることがほとんどですし、手術入院みたいに、一回で大きな金額を支払う可能性がある場合、病院から説明されたりチラシを渡されたりしますので、「知らなかった・・」という事はほとんどないと思いますが、詳しく知りたい方は、厚生労働省のサイトがああるので、そちらでご確認ください。
で、今日の記事。
腎生検って、いくらかかるんだ?!急いで認定証を請求しないと!!と思ったら
ネットで調べたところ、腎生検の入院には、日数にもよるけれど、だいたい8万円前後の費用がかかるようだ。
娘のかかっている病院だと、入院は5泊。
8万円か・・・、微妙だなぁ・・・・。
自己負担額は、標準報酬額によって以下のような数式(以下の式は、標準報酬額が50万円までのもの)で求められるんですが、まぁ、28万〜50万くらいの標準報酬額なら、上限額は8万円の後半くらいということになります。
年収約370~約770万円
健保:標報28万~50万円
国保:旧ただし書き所得210万~600万円の場合の、限度額計算方法
80,100円+(医療費-267,000)×1%
それと、先にも書きましたが、限度額は標準報酬額で変わってくるので、それが高い人は、一気に限度額も上がります。
だいたい倍くらい・・。
微妙!!
微妙すぎるが、後から申請すんのも面倒だから、夫よ、とっとと限度額証明申請してくれ!
ええ、あれ時間かかるぞ。
しかも、俺来週からいないし、間に合うんか??
そうだった!!
夫は来週から2週間ほどいないんだった・・。
わぁ・・、どうしよう。
病院窓口での支払いはカード決済できるから問題ないんだけど、後から申請!!
それが嫌!!
ていうか、お前らマイナ保険証の登録してないの??
あれやっておけば、限度額証明要らないはずだけど・・。
え、そうなの??
私のマイナンバーカードは、すでに保険証との紐付けは終わっているんだけど、あまり医者とかにかからないから知らなかった。
で、早速調べてみた。
・・・、夫の言うことは、本当だった。
一応娘にもマイナカードは持たせているけど、色々な観点から、保険証との紐付けはしなかった・・。
マイナ保険証登録、すぐにできるのか、それとも時間がかかるのか??
とにかく、やらねば始まらない。
私はマイナンバー制度についても、これを保険証に紐づけるのも断固反対派なのですが、こうなってしまったからには仕方がない。
一人の力では、世の中には抗えない。
などど青臭い事を言いつつ早速娘のマイナンバーを保険証と紐付けた。
・・。
・・・。
・・・・・。
あっという間に終わった・・。
紐付けが済んだ娘のマイナポータルには、今年の医療記録がずらりと表示された。
即座に反映されるのか・・。
て言うか、マジで怖いな、便利だけど。
と言うわけで、今回、面倒ごとが大嫌いな私が、更に嫌っている「後から申請」的なもののひとつはスムーズに終了し、事なきを得た。
これで、限度額証明取らずして、入院費用の限度額以上の支払いの可能性は、ゼロとなった。
この手続きは、マイナンバーカードと、それを読み取れるスマホがあれば、マイナポータルというアプリから簡単に行えるんですが(登録時のパスワード必須)、なんと、かかりつけの医療機関の受付や、セブン銀行のATMでも、簡単にできるようです。
マイナ登録を行なっていない(マイナンバーの保険証利用ができない)医療機関ではできないけれど、大きな病院なら大体適応していると思うので、いざという時は参考にしてみてください。
焦って損した。
それではまた。
登録方法等の詳しくは、こちら↓のサイトをご覧ください。
私は国の回し者じゃないけれど、便利なのでね。