こんにちは、かたせうみです。
北海道は、あと2~3日で夏休みが終わりますが、本州ではまだ2週間近く残っている事でしょう。
自由研究、終わりました?
我が家はスケルトン卵を作りました。
作っただけでは小学生の自由研究なので、中学生でも許される範囲にグレードアップを図りましたので、リポートします。
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)ってなんぞや?
夏休みも終わりかけの8月初旬、「理科の自由研究どうしよう~?」
と、まるで、ちびまるこちゃんやカツオ君みたいな我が家の娘。
は?今ですか?
「自分で考えろ!!」と言ったら、ネットからこんなのを引っ張ってきました。
ぷよ玉
お酢に卵を漬けておくと、殻が溶けて、内膜だけが残りぷよぷよで半透明の卵が出来るらしいです。
写真を見てみると綺麗・・面白そう。
こんなの。(我が家の実験後の写真)
実験系の自由研究ですが、『やってみた』だけでは、さすがにまずいんじゃない??
という事で、中学生テイストの研究に仕上げる事に。
日にちもないので、効率よくいきます!
玉子をお酢で溶かすぞ!!自由研究順序
まずは、自由研究の順序を説明します。
簡単ですから、すぐにおわりますよ。
1、スケルトン卵準備
スケルトン卵を作ります。
出来るまで2~3日かかります。
ウズラの卵だと早いみたいですが、一般的な鶏卵の方が大きくて見栄えがするので面白いと思います。
ぷよぷよ卵に準備するもの
✔ 卵
✔ ビンや湯飲み
(写真を撮ったり、眺めたりするのには、やはりガラスの大きな瓶がおすすめです。たまごがかなり大きくなるので、ビンの口は大きい物を準備して下さい。)
✔ 穀物酢(米酢でもいいけど高い)
以上、簡単❤
実際にぷよぷよ卵をこれから作りますが、その前に手順をご説明します。
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)の作り方
1、ビンに卵をそっと入れる。(割らないように注意)
2、卵を入れたビンにお酢を満たす。
3、お酢臭いので、ラップで蓋をする。
4、2~3日放置、適宜写真を撮る。
以上。
※ お酢を入れると、割と早い段階でしゅわしゅわと勢いよく泡立ってきます。最初のハイライトなので、忘れずにカメラに収めてください。
2、自由研究のレポートを作る
お酢に漬けたら放置なので、その間にレポートを完成させちゃいましょう。
既に結果が出ている物の検証ですし、失敗の確率低いですから。
手書きレポートの場合は、写真スペースを空けてレイアウトしていきましょう。
ぷよぷよ卵のレポートの作成
研究に欠かせないレポートの作成です。
ネットですぐに引っ掛かるこの実験、レポートの善し悪しが天下の分け目ですよ!
以下は、参考まで。
実験の目的や、用意する物の記載。
レポートの始めに、実験の目的や、用意するもの等の説明書きをします。
誰が読んでも分かるように、何の実験なのかを著します。
この実験の趣旨
★ 卵の殻は炭酸カルシウムでできていて、お酢に溶ける性質を持っている。
★ 内側の卵膜はたんぱく質で出来ていて、お酢に溶けない。
★ そのため、お酢に溶ける殻だけ溶けて、内側の薄い卵膜だけが残る。
★ その結果、半透明の卵が出来る。
という事を証明する実験です。
ですから、実験の説明と共に、卵の主成分や栄養素の説明と、名称を図解付きで添付するといいかもしれません。
手作り感を出して、「コピペじゃありませんよ。」とアピールです。
→余談ですが、娘は他の研究で、全て手書きの観察と考察を提出したところ、AAAをもらった経験あり。
小学生ではありません、中学後半の事です。
やはり、手書きというのは、教師にとってはグっとくる信頼性があるんでしょう。
写真例1、準備するものをまとめて写真に収める
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)、実験の手順を書いていく
レポートは、先にある程度作っておいたり、レイアウトを決めておくことが出来ます。
効率的に時間を使う為に、ある程度進めておくと安心ですよ。
見やすく作って、Aをもらいましょう。
手描きの場合は、実験の手順を書いていき、時間毎の写真を入れるスペースを作ります。
写真欄の横に、2~3行のレポートや感想が書ける罫線をつけると良いでしょう。
写真の数としては、これ位あれば、変化が分かります。
必要になる写真はこれ!
✔ 漬けてすぐ
✔ 3時間後
✔ 一日後
✔ 混ぜた時の写真
✔ 出来上がり
PCで作成する場合は、どうにでもなるので、ベタ打ちで作っちゃってもいいでしょう。
ぷよぷよ卵、実験の写真例
では、我が家で撮影した、写真例です。
漬けてすぐ。
卵の殻に気泡がつき、お酢と反応して、勢いよく泡がたちます。
溶け始めた殻が浮いてきます。
結構なハイライトシーンです。二酸化炭素が発生しています。
暫くすると、大人しくなるので、他の勉強しましょう。
「暫く置きます」の写真
1日経過・・・・・。何か、一部薄い所が出来ている???
この後、お酢を取り替えました。
2日位すると、卵は半透明に・・。
途中、優しくお箸で混ぜてあげて下さい。
溶け方が足らない時は、お酢を入れ変えます。
出来上がり、ぷよぷよ加減を写真に収めましょう。
やりすぎると潰れます。
わ~、綺麗。
浸透圧で卵が水を含み、かなり大きくなります。比較写真も忘れずに。
浸透圧についても注釈を入れて、説明すると自分の勉強にもなるしグッドですね~。
下からライトで照らすとインテリアみたい。
ぷよぷよ卵作成時の注意点
危険を伴わないし、失敗も少ない『ぷよぷよ(スケルトン)卵の実験』ですが、注意点が少しあります。
以下は注意点となりますので、併せてお読みください。
お酢がにおう
お酢がね、ツ~ンと臭うんですよ。
ビンの口にはラップをして密閉して下さい。
二酸化炭素が発生して、膨張するので、蓋を閉めるのは止めた方がいいと思います。
ビンから卵が出ない
ぷよ玉は、出来上がると本当に一回り以上卵は大きくなります。
ビンから出なくなる事もあるので、ビンは必ず大きい物を!
無理に出すと、つぶれてまたやり直しです。
こんな風に、瓶から卵が出なくなることがあります!!
この後、油を流して滑らせて、何とか取り出しました。
【化学反応式を入れよう!】自由研究+αの要素
小学生の自由研究なら、出来上がりと、その経過で充分提出できると思います。
しかし、中学生ともなると、もうひと押し欲しい!
という事で、先に卵の成分や断面図の作成を勧めましたが、もうひとつ、「化学反応式」を加えてみましょう。
ぷよぷよ卵(スケルトン卵)の化学反応式
ぷよぷよ卵の化学反応式ですが、ちょっと難しくなるので、レポートには素直に「化学反応式を調べた結果」として、ネットや本を引用している事を断った方が、好感触かもしれませんね。
式では、この様になるみたいです。
CaCO3+2CH3COOH →
(CH3COO)2Ca+H2O+CO2
おっと、急に難しい感じに・・・わけわかめです。
しかし、「CaCO3は、卵の殻の部分『炭酸カルシウム』の化学式です。」と、解説を入れてみると、何だか、分かったような気がしてきます。
続いて「CH3COOHとは、『酢酸』今回使用したお酢の事です。」と解説。
という事は、上の化学反応式は
炭酸カルシウム(卵の殻)が、酢酸(お酢)と反応した結果、『酢酸カルシウム(卵の殻が溶けたお酢の溶液の事)』と水と二酸化炭素に分解された。
となる訳です。
途中、溶け方が悪くなるのは、水と二酸化炭素が出来るため、お酢が薄くなってしまうからなんですね。
卵を入れた時、勢いよく出た泡、あれが二酸化炭素です。
・・。まるで自分の自由研究の様に書きましたが、娘はここまでやってません(^_^;)
化学式は書かせました。
レポートはwordで作成してますが、何とポイントは20ポイントです。
ありえないので、14ポイントにさせました。(○○枚以上の縛りがあるらしい)
出来上がった卵を見て、一番喜んだのは息子。
わ~、俺、一度これやってみたかったんだよな~!!
だって。
言えばやらせてあげたのに。
実験が終わった卵は、多分食べない方がいいと思うので、勿体ないけど処分しました。
食べる方は、自己責任でお願いします。
それではまた。
自由研究についてはこちらにも!
キャンプへ行くなら超おススメ。