【雇用保険】給付制限を避ける魔法の言葉 ~60歳を過ぎたら使ってみよう~

【雇用保険】給付制限を避ける魔法の言葉 ~60歳を過ぎたら使ってみよう~

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こんにちは、かたせうみです。

少なくなった年金の財源確保や、高齢化社会に向けて、「生涯現役」「70歳まで働ける時代に」等、政府が推進しているスローガン(?)。

一体いつまで働かせる気よっ!!

そんなことも踏まえ、平成29年1月1日から65歳以上の方も、新たに雇用保険を掛けることが出来るようになっています。

それまでは、65歳になると継続してかかっている人以外は、新たに雇用保険を掛けることが出来なかったんですよ~。

(65歳になると、雇用保険は「一般」ではなく「一時金」となり、掛ける期間は6か月以上で資格がつき、貰える日数は30日または50日分。1回支給されて終わりです。)

で、60歳を超えても、退職理由が「自己都合」だと給付制限がかかります。

でも、これを避ける魔法のワードがあるんです!

その魔法のワードとは、ずばり

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「体力の限界」なんですが、それをこれから説明します。

今まで私が書いた雇用保険関連の記事は、公に発表されているものを記事にしてきましたので多少の自信はあるんですが、今回の記事は、都市伝説的な話として、フィックション気味に読んでいただきたいと思います。

雇用保険と給付制限

雇用保険とは、失業した時に当面の生活費が保険で降りる、国の制度です。

保険料は、会社と自分で折半(会社の負担の方が多い)します。

失業したら、離職票というものをもって、近くのハローワークで手続きするんですが、退職理由が「自己都合」の場合は、保険が出るまでに3か月掛かります。

これを、「給付制限」といいます。

雇用保険は、解雇等の不測の事態の失業に備えた保険なので、自己都合の場合は『自分の意志で退職したなら、3か月くらいは自分でお仕事探してね。』ということで、3か月の給付制限が課されます。

過去記事こちらからどうぞ

【雇用保険Q&A】仕事を辞めたら、ハローワークへとりあえず行っておこう① – 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ

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60歳以降の退職理由「定年」

退職の理由は様々ですが、60歳以降で退職する場合、まず考えられる理由として「定年」が挙げられますよね。

この場合、給付制限はありません。

65歳までは、年金と雇用保険は一緒にもらえません。

ですから、年金を前倒しする場合は各所で金額を算定してもらい、どちらをもらうか決めます。

ちょっと前までは、年金の方が高かったんですが、今は雇用保険の額の方が高いみたいですね。

退職理由「期間満了」(定年後の継続雇用含む)

60歳定年で、65歳までの継続雇用の場合、期間の満了まで働けば「期間満了」となり、給付制限はありません。

65歳の満了で辞めると、一時金扱いとなります。

自己都合退職の場合のパワーワード「体力の限界」 

65歳過ぎて仕事を辞めたとしても、期間途中や、人間関係、その他諸々で退職した場合は、自己都合となり、雇用保険一般でも、高齢の一時金でも給付制限がかかります。

給付制限の場合は、会社が申告してくる理由と、離職者が申告してくる理由の突合せの為、退職理由の聞き取りが手続き時に行われます。

この時に、「体力がもたなくて・・・・。」みたいな事を説明すると、「やむを得ない理由」として、給付制限が解除される場合があります。

いつまでも現役とはいっても、年齢には勝てないわけで、65歳の一時金の退職理由としてはOK!

60歳以上だと、大体OK。

さすがに60歳を過ぎると、保険制度もちょっと甘くしてくれるみたいです。

窓口側でも離職理由を誘導

この離職理由は、聞き取り窓口でもある程度誘導するみたいなんですが、たまにこんなこともあるらしく???

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誘導で、本人から「体がキツイ」という言葉を引き出そうとしているのに、察しが悪い人は、「自分はまだ若い!!大丈夫だ!」と、主張してしまうみたいなんですよね。

あああ、残念。

こうなると、自己都合退職の線が強くなります・・。

ハローワークに限らず、各役所方面の手続きでは、「こちらからは言えないけど、相手に有利な言葉を引き出す」為に、あれやこれやとヒントが出ることがあります(?)。

何て回りくどい!

とお思いかもしれませんが、ちょっと考えれば、「離職理由を年齢のせいにすれば、お金がすぐに出ますよ。」

なんて、大人の世界で言えるわけがありません。

裁判とか取り調べで誘導に引っかかると、大変なことになりますが(-_-;)

 おわりに

今回は、R60記事という事で、内容もちょっと眉唾だけどまことしやかな内容でお送りしました。

これを読んだ方、くれぐれも「ネットで見たんだけど、体力の限界って言えば給付制限ないんだって??」

みたいな聞き方はせず、「残念ながら、腰にきちゃってね・・。」のようなやり取りしないとダメですよ~(#^.^#)

若い方は、ドクター・ストップや診断書がないと通用しませんので、悪しからず。

それではまた。