自分の雇用保険履歴を知りたい!被保険者証を再発行してもらいたい場合はどうする?

自分の雇用保険履歴を知りたい!被保険者証を再発行してもらいたい場合はどうする?

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自分の雇用保険の加入期間や履歴を知りたい場合

自分が何年くらい雇用保険にかかっているのか、果たして会社はちゃんと雇用保険をかけてくれているのか、今辞めたらちゃんと加入期間は通算されるのか???

知れば知るほど不安になる事もあります。

そういう時は、免許証やパスポート、マイナンバーカードを持ってお近くのハローワークで聞いてみましょう。

本人確認ができれば、今まで雇用保険がかかっていた会社の履歴を見る事ができます。

職歴が多くて、在籍期間も忘れちゃって履歴書が書けない場合もこれで安心ですね。

※現在は、マイナポータル経由でインターネットからでも確認できるようになりましたが、確認事項や意義がある場合もあるので、不安な場合はそのまま問い合わせができる窓口へ行くのもオススメです。

雇用保険は番号で管理され、その番号は、基本的に生涯一つです。

でも、希に雇用保険の記録が2本や3本ある事があります。

そうすると別人の扱いになってしまい、失業して雇用保険の手続きに行っても、加入期間が 通算されないこともあります。

本当は20年も保険をかけていたのに、転職時の確認漏れの為に、加入期間が最後の会社の分だけになっているかもしれません。

保険手続きの時には、窓口でも履歴は確認するのでそんな事は稀なんですが、もしかしたらそんな事が起きるかもしれません。

今は雇用保険の取得時にマイナンバーの確認があるのでそんな事も少ないと思いますが、以前は確認不足などで、結構あったようです。

なぜそういう事が起きるのかというと・・・

✔︎ 履歴書を提出する時いくつか職歴を省略した。

✔︎ 会社に「被保険者証を出して」と言われたが、無いと答えた。

✔︎ 社会保険労務士や、会社の履歴確認が不十分だった。

等の事が挙げられます。

退職すると、会社から「被保険者証」が送られてくる。 

会社が従業員に雇用保険をかけると、本人には控えとして『雇用保険被保険者証』というものが渡されます。

控えが貰えるタイミングは、採用時の場合もありますが、退職後に離職票と一緒に自宅へ送られてくることが多いようです。

この『雇用保険被保険者証』には、自分の名前と在籍していた会社の名前(採用時に渡される場合は、就職先の会社名)と、自分の雇用保険の番号が載っています。

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雇用保険被保険者証サンプル。もう半分には、会社名が記載されている。

ハローワークインターネットサービス – 雇用保険の具体的な手続きより

退職後、転職先へ『雇用保険被保険者証』を提出することによって、会社は雇用保険の番号を確認し、同じ番号で新たに保険をかける事ができます。

前職を知られたくない場合は、切り取り線があるので番号だけの提出もできます。

『雇用保険被保険者証』には、直前に勤めていた会社の名前が記載されていますが、中には会社名を知られてくない人もいるかもしれません。

その場合は、切り取り線があるので、会社名の部分を切り取って、番号だけ提出すれば大丈夫です。

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被保険者証を再発行してもらうには?

雇用保険の『被保険者証』の実物は、A4の紙を横に4等分したくらいの大きさでペラペラしていて、とても大事なものには見えません。

ですから、捨てちゃう人も結構います。

次の職場で提出するように言われて、初めて『なにそれ??』ってなる人も沢山います。

でも大丈夫です。

『雇用保険被保険者証』は、本人確認できれば、お近くのハローワークですぐに再発行して貰えます。

窓口が混んでいれば少し待つかもしれませんが、順番が来ればその場ですぐに再発行してもらえます。

再発行の時は、本人を証明できるものを準備して、ハローワークの総合案内に「『雇用保険被保険者証』の再発行をしてもらいたい。」

と言えば、担当係に案内してもらえます。

持っていくものは、以下の通りです。

被保険者証再発行時に持参するもの

✔︎ 免許証やマイナンバーカード、パスポート等の身分証明書。

✔︎ 住民票や年金手帳の場合、確認書類が2種類ないと再発行できない場合があります。

被保険者証で確認できなければ、履歴等で確認して雇用保険をかける

会社が雇用保険をかける手続きをする事を、「取得手続きをする」といいます。

取得届けを出す時には、届けに従業員の名前と生年月日、雇用保険の番号を記載するのですが、何らかの理由で、従業員から『雇用保険被保険者証』を貰いそびれることがあります。

または、忘れたとか知らなかったとかでしょうか。

その場合は、窓口で従業員の履歴の申告等をして保険の番号を突き合せます。

(会社が直接本人へ確認したり、履歴書をもとに確認する事が多い。)

ところが、個人情報保護法により、役所の持っているデータは開示できず、会社が申告してくる職歴だけでは確認できないことがあります。

履歴書に、職歴を省略して書いた場合、こういう事が起きやすいです。

こんな時に、新たな番号で雇用保険の取得をする事がありますが、思いがけず雇用保険の番号が変わってしまう事があるんです。

もしもこの先失業して、雇用保険の手続きをするときは、自分が働いていた期間と手続きされた加入期間に食い違いがないか一度確認してみましょう。

もし違うようなら、窓口に問い合わせれば、加入履歴を調べてもらう事ができます。

保険履歴の確認があまり必要ない場合

雇用保険の通算について、脅かすようなことを書きましたがよほど履歴書に嘘を書いたりしていなければ、上記のようなケースは稀です。 

また、前職で一度雇用保険を受給していたり、雇用保険がかかっていなかった期間が1年以上ある場合は、加入期間がリセットされ通算できなくなりますので、給付日数にも影響はないので、あまり気にしなくていいでしょう。

転職歴がない人も心配はありませんね。

今日はちょっとレアなケースですが、ふとした時に出る疑問という事で記事にしてみました。

読んでいただき、ありがとうございました。