10月。
今年も共通テストの申し込みが始まり、既に締め切りとなっています。
地方から首都圏へ、首都圏から地方大学へ・・。
大学受験は移動範囲が広域になる事も少なくありません。
そして、宿泊必須の遠征受験、毎年この時期取りざたされる「親は子供の受験についていくべきか。」問題。
過保護と言われようと、自立を妨げると言われようと、私の意見は
『悩んでいる位なら、くっついて行きなさい!』
です。
例えば、仕事の例を当てはめてみる
冒頭強く出ましたが、正しくは、「子供が絶対来ないでと言うなら一人で行かせ、ついてきてというなら万事繰り合わせてあげて欲しく、特に要望なく、迷っているなら『悩んでくるくらいなら、ついて行け!』」と言う話です。
『うちは一人で行かせる』と決めているお家はそれでいいと思うのです。
結論が出ているのですから。
あくまでも、悩んでいるならついていった方がいいという事です。
子供の受験に同行となると、過保護だとか、子離れしてないとか、自立を妨げる等と言う人いますが、それは受験とは全く違う話です。
実は私も、とある人に『本当についていく人いるんだ・・。』という反応をされたことがあります。
だけど、受験について行ったくらいで自立できないなんてありえませんし、ついていかない事で、成長させるいい機会だと思うのは、受験の時は危険です。
大学受験は一大事。
子供の手を放すとき、それって今じゃないですよ。
自立の機会なんて、受験の前にも受験の後にも、いくらでもあります。
1人で会場にも行けないなんてと言う人もいるかもしれませんが、そういう問題ではありません。
それに、何かあってもその人助けてなんてくれませんから。
例えば仕事なら
①「成長させるため一人でやらせる仕事」
と
②「チーム全体でサポートする仕事」
とありますよね。
大学受験は間違いなく後者です。
親がついて行って何のサポートができるんだと思うかもしれませんが、単純に「人手」の問題です。
心のケアではなく、不測の事態での人手や金銭面での受験サポート
大学受験、大雪でも降ったりしなければ、大体何事もなく終了し、何事もなく子供は帰路につきます。
本当に大体・・、何事もありません。
でも、極まれに何かがあるんです。
その時にサポートできる人手は、あった方がいいでしょう。
メンタル面でも、1人でも頼れる人がいた方がいいに決まってます。
電車が止まった、電車が遅れた。
急な熱が出た、腹痛を起こした。
漫画じゃないけど、道で出会った困っている人を助けたいetc.
少しくらい遅刻しても試験を受けることはできますが、遅刻なんてしたくない。
こんな事が起こったら、人手が必要になりますよね。
熱が出た場合、歯を食いしばって受験するのは本人ですが、少しでも楽になるように薬を買いに行くのなら、体調の悪い本人よりも、元気な人が行く方がいいに決まっています。
食事や飲み物だって、試験を受けない保護者が準備すれば、時間を有効に使えます。
もしも行く途中で困っている人を見つけたら、同行者がヘルプしてあげれば、本人は先を急ぐことができます。
何かがあったとき、手配したり調べたりするのなら、人手があった方が早く解決できる確率が上がります。
そして、予定外の出費があった場合、その場で解決できるお金を持ち合わせているのも、保護者ですね。
大体何もないけれど、何かあったときに、同行者がいるといないのとでは結果が違います。
私は、こういう理由で、「悩んでいるなくらいなら、子供の受験には付き添った方が良い。」と思っています。
脅かすようなことを書きましたが、実際はうちでも何も起きませんでした。
ただ、受験前後にインフルエンザになったお子さんは、知り合いにいます。
大体何も起こらないので、受験に同行する事が過保護だと言われます。
でも、何かがあった時、失敗したら受験は1年棒に振ります。
もう1人いれば回避できたり解決出来たかもしれない事で、我が子は後悔しないのか、いや、自分は後悔しないのか?
長期滞在なら、近くに図書館などがある場所がおススメ
さて、受験の同行で、一番心配なのは親子喧嘩ですよね??
1泊位ならいいけれど、数日滞在するならば、ピリピリとしたわが子と狭いホテルの部屋‥、想像しただけで「ゾォ~・・・」っとします。
ホテルの狭い空間なら、なるべく一緒にいる時間が少ない方がいいでしょう。
そうなると、日中は親が出ていくか・・。
別に親が遊びに行ってもいいのですが、ホテルの机や部屋って、勉強するのにあまり向いていないです。
ここは、ホテルを取る前に、近くに何があるのか調べておきましょう。
図書館や自習スペースがある所ならベターですね。
というか、図書館が近くにあるような場所にホテルを取るのがおススメです。
受験する大学の近くというのは必須条件ですが、何校か受験する場合、そういう事も考えておくといいですよ。
カフェで勉強・・は、私はおススメしません。
うるさいし、カフェに迷惑だから。
先日永田町に宿泊した際に、『受験にぴったりだな』と思って書いた記事があるので、早稲田やMarchなどが志望校に入っている人は、この記事を参考にしてみてください。
永田町には、国会図書館があります。
「全国町村会館」は、国会図書館とは目と鼻の先にあります。
永田町には、意外とリーズナブルな宿が結構あるんですよ。
港区の麻布には、夜9時まで利用できる「都立中央図書館」があります。
また、立川には、駅直結の図書館とホテルがあります。
立川のビジネスホテル「メッツ立川」はすごく良かったです。
その他にも自習できる図書館やスペースは結構あるので、受験校が決まったら調べてみましょう。
立川周辺なら、駅直結で便利な「メッツ立川」の宿泊が断然おススメです。
レビューはこちら。
地方から東京や大阪等の大学を希望する場合、日帰りや1泊では済まない場合も・・
大学受験、1校だけ遠征する人、地元の大学しか受験しない人さまざまだと思いますが、我が家の子供はとにかく東京の大学に行きたかったので、受験校はすべて東京の大学でした。
国公立の日程は少しズレますが、主要大学の受験となると、2月の1週目後半くらいから3週目の間位に受験日程が詰まります。
受験する数や範囲、距離にもよりますが、うちは北海道からの受験だったため、受験期間は東京へ長期滞在しました。
東京受験目指す子は他にもたくさんいましたが、聞いてみたら、ホテルや親戚宅を頼り、受験期間中は行き来をせずに、やっぱり長期で滞在していました。
今や少子化で、大きな大学は地方で受験させてくれるところもあるけれど、まだまだ大学まで赴いて受験するというのが一般的です。
結局私はびっしりついていき、受験の日は一応大学までは一緒に行きました。
保護者の控室を設けている大学も今は多いです。
私は利用しなかったけど、結構地方から来ている保護者は利用していたみたいです。
受験期間の滞在となると2泊3泊は当たり前です。
うちは10日間びっしり。
親戚宅や公共の宿、実家があれば尚更いいですが、受験という環境を考えれば、泊まる場所は肝心です。
時期になると、各旅行会社では『受験生応援プラン』などの売り出しも始まります。
受験間近になると泊まる場所を確保するのも難しくなります。
戦場に到着できなければ、戦に参加することも不可能。
受験する大学から宿泊地を絞ることもできますし、連泊になると料金が安くなったりもしますので、早めにチェックしておきたいですね。
受験生応援プランのあるサイト
今日の記事は、悩んでいる位なら外野の声は無視して受験に同行した方がいい。という内容でお送りしました。
各家庭の考え方や教育方針もあるので、『うちは一人で行かせる。』という考えあっての一人旅なら全然いいと思います。
お仕事や家庭の事情で同行できない場合もあるでしょう。
納得の上同行しないのなら、私がこんな記事でどうこう言う必要はなく、心配もほとんどありません。
それに、そういう方はこの記事に辿り着く検索はしないでしょう。
でも、『他の人達はどうしているんだろう・・?』と検索したなら、一緒に行った方がいいと、私は思いますよ。
それではまた。
受験生応援プランのあるサイト