2021年年明けに、それまで8年位持っていた投資信託を売却し、FXに入れていた証拠金を足したりして、新しい投資信託に乗り換えてみました。
今日は、純資産も人気度もナンバー1、2を争う「グローバルAIファンド(予想分配金提示型・以下AI)」を、既に上がりきってしまった感で購入し、4ヵ月運用した結果を、淡々と報告いたします。
世はS&P500や全世界株式等への投資話が花盛りですが、テーマ型の投資信託も意外と人気があります。
というか、テーマ型投信て、手数料も高いので、証券マンのノルマになってたりして、窓口利用の人はおススメされまくってるんではないでしょうか??
掲示板なんかでも、「担当者に勧められた」という方の書き込みが多いです。
それはともかく、投資信託は長期運用が基本なので、4ヵ月で収支報告なんてアホですかって感じですが、人気商品で気になる人もいるでしょうから3回目の決算を終えた時点で、どのようになっているのか見てみましょう。
投資信託や株は、購入時点での価格(投資信託の場合は基準価額)が、プラスマイナスの分かれ目となります。
今日は、私が購入した分のお話です。
誰にでも同じ結果になるとは限りませんのでご注意下さい。
グローバルAIファンドは、AIの進化により成長が期待される分野に投資する投資信託
「グローバルAIファンド」は、世界の上場株式(不動産投資信託も含む)の中から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式に投資を行うファンドです。
アメリカの「テスラ」や「ロク」等の株式が組み入れ銘柄となっており、決算が毎月あるものと、年1回のものとがあります。
また、外国株式に投資するので、毎月決算のものと年1回のもの、それぞれに「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」のものが存在するので、同じ「グローバルAIファンド」でも、4種類あるという事になります。
為替ヘッジについて簡単に説明すると、為替の影響をもろに受けるのが「ヘッジなし」。
なるべく為替の影響を受けないよう調整されるのが「ヘッジあり」となり、私が持っているのは、「為替ヘッジなし」のものです。
なぜ私がヘッジなしを選んだのかというと、単純にギャンブラーの血が騒いだというだけです。
為替は生ものですからね、外国株式に投資するなら、為替の影響を受けた方がリターンが大きくなる可能性が大きいのです。
但し、私が購入した時のドルは110円だったので、今後100円台をウロチョロする可能性を考えると、リスクは少し大きいです。
万が一、この後円高が進み、ドルが100円とかになっちゃったら・・・、と思うと、夜も眠れません(ウソ)。
このファンドは円高が下落要因の一つになるので、心配な方は、「為替ヘッジあり」を選ぶのもいいかもしれませんね。
購入時に1ドル100円を切るような円高だった場合は、もしかしてその後1ドル110円とかの円安傾向に移行する事を考えると、、ヘッジなしにするのも面白いかもしれませんよ。
分配金の予想提示型とは??
さて、多くのテーマ型の投資信託は、その運用結果により、「分配金」というものが支払われます。
イメージとしては、株で言う所の「配当金」みたいなものですね。
分配金は、「受け取り型」と「再投資型」に設定できます。
「受け取り型」は、その名の如く、分配金が支払われたらそのままお小遣いの様に口座に入金されるもの。
「再投資型」は、分配金を自動的に同じファンドに再投資させる方法です。
この時は売買手数料が必要ないので、結構お得にファンドを買い増しする事ができ、次回の分配金は、殖えたファンドの口数に対して分配金が支払われます。
個人的な意見ですが、これから建設的に資産を増やそうと考えている人は、再投資型にしておくと複利効果で大きなリターンが期待できるので、迷っているなら再投資にしておくといいかなと思います。
逆に、ある程度の資産形成ができていて、積極的に殖やす必要がなくなっているなら、お小遣いの様にもらえる分配金は、不労所得として最適ですよね。
さて、ここまで夢の膨らむ話をしましたが、分配金は、必ず利益から支払われるわけではありませんし、ファンドの成績によっては分配金が出ない時もあります。
(そもそも、分配金のないファンドもあります)
そして、「毎月分配型」となると、何が何でも分配金を出さねばならず、ファンドの運用がうまくいっていなくても、とにかく分配金が支払われます。
分配金は決算時の基準価額と個別元本と照らし合わせて支払われますので、人によっては、元本を切り崩して支払われる「特別分配金」となる可能性があります。
普通分配金は元本は減りませんが(まさに「お小遣い」!高額の利息のようなものです)、特別分配金の場合は元本を切り崩して支払われますので、分配金を受取型にしていた場合は、その分目減りし、評価額は下がります。
分配金は貰っているので計算すればトントンな場合もありますが、気づけは資産が半分になっていたという事もありえます。
ちょっと怖い気もしますが、再投資の複利効果と昨年のAIファンドの運用成績を加味して、私が今回購入したのは「予想分配金提示型」というタイプのものです。
「予想分配金提示型」とは、「決算日に基準価額が〇円だったら分配金をいくら支払います」という決まり事を目論見書などに記しておき、それに準じて分配金が支払われるシステムで、最近よく耳にすることが多くなってきた気がします。
私が持っているAIは、決算日に基準価額が11,000円未満の場合は分配金は支払われず、それ以上の額になると段階的に支払われる分配金の額が上がっていき、14,000円以上の場合は500円になります。
500円はかなり高額な分配金となりますが、ここ数カ月は、ずっと500円を維持している事もあり、「グローバルAI」は、今非常に人気のあるファンドとなっています。
という事で、グローバルAIファンドの収支報告
という事で、「グローバルAIファンド」、直近2021年8月の分配金は500円だったのですが、見事に特別分配金となってしまいました・・。
右下にある元本をご覧ください。
分配金の分、額が下がっています・・・。
7月は、特別分配金と普通分配金が混在した状況でした。
一般の口座の場合、分配金は利益となるので受け取りにもしっかり税金がかかるのですが、特別分配金の場合は元本の切り崩しとなるため、税金は引かれません。
私はこのファンドに100万円位入れているのですが、今回支払われた40,219円は、そのまま再投資に使われています。
税金を取られない分、多く再投資できるのは救いですね。
一応このファンドも、購入時には基準価額は上がっていて、買ったばかりの6月の分配金は、普通分配となっています。
この時は買ったばかりで投資金額は60万円位ですが、がっつり税金引かれてますね・・。
この後、気を良くした私は、更に買い増しをして投資額は100万円となっています。
私は結構人気が出ちゃってからこのファンドを買っていますが、2年前位にファンドが開始された時は10,000円位だったので、その時購入した人はまだまだ利益が出ていますから、全然余裕でしょうね。
特に、昨年はアメリカバブルで、分配金を再投資していた人は1年で資産が倍近くになりましたから、笑いが止まらなかったでしょう。
私みたいな一般ピープルは、そうやって、ちょっと時期を逃して乗り遅れるんですよ。
とはいえ、このファンドも開始当初は分配金が200円だったり出ない時もありました。
コロナショックの時の基準価額(決算時)は、なんと10,000円を切っています。
その後、金融緩和などによりバブルが起きての今がありって感じです。
不安な部分もありますが、分配金を再投資にしておくと、特別分配金だったとしても下がった金額で再投資をしてくれるので、平均取得金額は下がりますから、大きな〇〇ショックとかでも無い限り、何とかなるかなと思っています。
8月の分配金は特別分配となり、資産の評価額もマイナスとなっていますが、2021年9月の時点ではプラスと、若干息を吹き返しています。
初めて買った翌日には、プラス3万円の評価額が、3カ月後にはマイナス3万。
そして今、プラス1万円とかですか??
投資信託のくせに、価格の変動幅が大きくて疲れます。
それではまた。