2021年11月、株が暴落し為替も一波乱
こんにちは。
2021年11月。
勤労感謝の日のある週は、ドルも株も乱高下。
ブラックフライデーどこへ行ったの??
これから、年末まで、黒字になるからブラックなんでしょ~~??
と言ってもいられません。
日経平均は一時800円を超える安値となり、115円だった米ドルも、113円台に下がっています。
うわぁ・・、為替って怖いですね・・。
因みに、トルコリラは10円切りました。
コロナの新株出現を悲観してとか、ただのアルゴリズムだとか色々な要因が囁かれますが、何でしょうね??
今まで上がり過ぎだったから、資金の引き上げが始まったのかもしれないですしね。
私が持っている株も被害を受けていますが、2014年から持ち続け、一度もマイナスになった事がなかった某株が、遂にマイナスをつけてしまいました・・。
といっても、ちょびっとプラスだっただけで、そもそもが低空飛行な銘柄だったので、少し下がればマイナスです。
でも、あのコロナショックの時でもプラスを維持していたのに、悲しいです。
他にもマイナスの株はいくつもあるのですが、NISAに入れていると、売っても損益通算ができないので、こんな時には辛いですね。
そんな中、11月25日は私も持っている投資信託『グローバルAI(予想分配金提示型)』の決算日でした。
ここ1年、ずっと500円の分配を出してきた、ハイリターンな投資信託ですが、遂に、決算日の基準価額が500円分配を下回り、400円となりました。
アメリカ株も下落が続いていたし、まぁ、仕方ないか・・。
という訳で、淡々と今月の結果報告です。
2021年11月、『グローバルAI』の基準価額は13,238円
『グローバルAI』の、2021年11月25日の基準価額は、13,238円です。
基準価額が14,000円を下回ったので、分配金は500円から400円となりました。
25日に、あともう少し下がっちゃって、12,000円台となっていたら、分配金は300円です。
各社の株が下がる中、ここはよく耐えたなという感想です。
こちらが、実際に支払われた報告書です。
私の場合、今月は特別分配金と普通分配金が混在し、税込み金額35,469円。
税金引かれて32,351円。
一部特別分配金となったので、元本もその分減っています。
基準価額に口数をかけて評価額を算出し、それが投資金額を上回っていれば評価額はプラスとなりますが、基準価額がガクンと下がっていれば、いくら口数が増えていたとしても利益は出ません。
分配金を受取型にしていた場合、口数は全く増えないので、基準価額が下がればそれだけ評価額はどんどん下がります。
元本割れってやつですか?
(但し、分配金を非課税で受け取っているという事実はありますが)。
因みに、じゃあ元本は何だって話ですが、決算日の基準価額が、個別元本を上回っていれば普通分配になるし、元本を下回っていれば特別分配になるって感じで、特別分配になれば、元本から崩して約束の分配金が支払われるので、元のお金は目減りします。
例えば、初期投資10,000円の基準価額の時に一口購入(初期投資10,000円)。
その後基準価額が12,000円になれば2,000円のプラスだし、8,000円とかになっちゃったら、2,000円のマイナスです。
当然ですが、たくさん持っていればその分プラスも大きくなるし、基準価額が下落したらマイナスも大きくなります。
個別元本は、その人がいくらで購入したかによるので人によって金額は違いますが、最終的にその投資信託を売る時に、いくら利益が出たのかを計算するために用います。
あまり詳しくないんですが、個別元本×口数と、基準価額×口数で比べて、その差がプラスなら利益となり、そこに税金がかかって清算となります。
元本が目減りすれば、それだけ普通分配の可能性が高くなりますから、個別元本が減るのは悪い事ばかりでもないのですが、そういう時は、ファンドが傷んできているという事でもあり、注意が必要です。
普通分配金は利息というかボーナスみたいなものなので元本に影響はないけれど、特別分配となれば、元本からの取り崩しとなるので、こういう事が起こります。
それでも、特別分配金には税金がかからないので、そのまま再投資を選べば口数が増えますから、基準価額に大きな暴落でも起きない限り、プラマイはゼロとなります。
(普通分配は税金が取られるけれど、それはそのまま利益なので、タダでファンドが増えていくという夢のような仕組みです。余談ですが、基準価額の暴落は、往々にして起こる)
因みに、私がこのファンドに入れているのは120万円位。
分配金は再投資にしているので、25日の基準価額(13,238円)で、32,000円分位買い付けた事になります。
買い付け数量24,438口となっていますが、イメージとしては、2口増えた感じですね。
こうやって口数が増えていくと、次回の分配金は増えた口数にも支払われますから、複利効果で分配金も増えていき、基準価額が上がれば、リターンはさらに増えていきます。
でも、これはあくまで机上の空論。
グローバルAIは、コロナショックの時、基準価額が7,511円になった事があります。
あの時はどのファンドでもダメだったと思うんだけど、もしも、このまま基準価額が7,000円なんかになったら、いくら口数が増えたとしても、今の状況だと、私には大きなマイナスになってしまいます。
(マイナスになる地点は、その人がいくらで買ったかによる。なので、7000円台で買った人なんかはまだ全然余裕・・)。
この状況で、利益を確定させ、グローバルAIから撤退を決めた方も多そうですが、取り敢えず私は暫く様子を見てみようかなと思っています。
この1年、バブルもあってずっと500円の分配を維持してきた『グローバルAI』ですが、分配金が出なかった時や、200円や300円だった時もあります。
沈む船からは撤退が鉄則ですが、長期投資による危険回避という手もあります。
まだ設定されてから日が浅く、その間にコロナショックがあったり、バブルがあったりと、生まれてすぐに荒波に揉まれているファンドですが、なんとか生き抜いてほしいですね。
まだ沈む船じゃない!
ハイリターンな所が凄く人気のファンドですが、あまり日々の価額に一喜一憂せず、基本長期投資のスタンスでいるのが、今は吉だと思います。
おまけ、同時期に買った「アライアンスバーンスタイン」と比べる
そんな訳で、おまけ。
『グローバルAI』と同時期に買った、『アライアンスバーンスタインDコース』の評価額と比べてみます。
この画面は、私が主に使っている、大和証券のマイページの写真です。
今の所、同時期に買った『アライアンスバーンスタイン Dコース(以下AB)』の方が、安定した成績となっていますね。
どちらも、購入したのは2021年5月です。
投資額も、グローバルAIがおよそ120万なのに対し、ABは60万と、グローバルAIの半額なんです。
半額投資なのに、プラスはグローバルAIの倍。
グローバルAIだって、投資信託のわりに価額の上下が激しいとは聞いていたけど、先週までは+7万以上あったんですよ(涙)。
でも、ABはグローバルAIの半額しか投資していないんだから、AIがもっとプラスになっていてもおかしくはないですよね。
・・・、とは言え、投資半年でこれだけのリターンがあるのだから、両者優秀なファンドという事で今の所間違いではないでしょう。
私は、グローバルAIの瞬発力の高さとか、分配金の高さに惹かれてこっちの方に投資比率を上げたのですが、半年後の感想としては、ABの方が安定しているかなというのが正直な所です。
今後は不透明な部分も出てきましたが、投資信託だし、私は、もう少し長い目でこのファンドを見て行きたいと思います。
但し、株や投資信託は、元本が割れる危険があり、リターンも高くねらえますが、リスクもあります。
投資は自分でよく考えて行ってください。
それではまた。