クラウドファンディングで酒蔵に投資してみた!

クラウドファンディングで酒蔵に投資してみた!

262views

当ブログには、広告が含まれることがあります ※案件は一切ありません

「クラウドファンディング」というと、若者が自分の思いを形にしたり、その活動をするために支援を求めるものがポピュラーなイメージですが、不動産投資などにも、クラウドファンディングは使われます。

私は今回、初めてですが、とある酒蔵の拡大に、クラウドファンディングで一口乗ってみました。

(正確には一口ではないんだけど、言い回しとしてはこれが正しいかな?)

一口にクラウドファンディングといっても、いくつも種類がある

支援型や寄附型のクラウドファンディングが何かと話題ですが、今回私が出資したのは、「投資型」というものです。

寄附型や支援型の場合、主催者が自分の活動などのために支援や寄附を募り、その見返りとして、支援者にはリターンと呼ばれる特典がつくものが主となります。

例えば、保護猫カフェを作りたいので寄附を募り、出資者にはお礼のメールと、猫カフェ利用券がリターンとして貰える・・といった類のものですね。

アイドルの活動などにも使われるし、『お店を持ちたい』とか、『世界一周したい』等、個人の思いに対してクラウドファンディングを行う事もあるし、売れ残った商品や新商品を購入してもらうために行うものもあります(購入型)。

目標金額が達成されなければ不成立となり、支援者にお金が戻される事もありますが、購入型も含め、実は目標金額に関わらず、期限までに集まったお金がファンドされる方式等もあり、その形も多様化しています。

(長くなるので今日の記事では支援方式については割愛します。)

これらのクラファンを扱っているサイトで有名なのが「キャンプファイア」などですが、個人が気軽に出来るクラウドファンディングとして、最近はテレビなどでもCMしています。

クラウドファンディングはSNS等でも行っている事を発信できるため、華々しいイメージもありますが、その実ほとんどが目標額を達成できず、不成立となる事も多い、なかなか厳しい世界です。

対して、株式型や投資型、不動産型等、本気で資産運用等に使われるものもあります。

(中には、海外の不動産に投資したり、ソーラー関連や発電関連に投資できる本格的なものもある)

サイトも、専門の所にアクセスし、投資先を見つけます。

個人のものが多いサイトでは、見つからないと思うのでご注意ください。

不動産なら「不動産クラファン」とかで検索し、投資型なら「投資型クラファン」等で検索します。(沢山あるので、色々見て決めましょう)

不動産投資の場合は、一口馬主というか、家主のような感じで、大きな物件に数人で出資し、家賃収入や売却益などを分配します。

株式型は、ベンチャー企業等の未公開株式を手に入れる事ができ、要件に該当すれば「エンジェル税制」が適用されるため、確定申告で税金が戻ってくることもあります。

エンジェル税制とは、超簡単に言うと、設立間もないベンチャー企業に投資すると節税できる制度です。

控除に関して言えば、寄附型のクラファンでも、要件に該当すれば、寄附控除を受ける事ができます

エンジェル税制なんて、金持ちの道楽と思っていましたが、意外とこんな所でも活躍していたんですね。

また、株式型で、もしも、未公開株を手に入れた会社が大当たりし、株式の上場が決まった場合などは大儲けできる可能性が非常に高く、ちょっぴり夢もありますが、先見の明やセンスも必要だし、個人的には難しい世界です。

やっぱり、素人が投資するには、クラファンの内容とか、事業主の思いなどに共感できないと、一歩踏み出すことは難しいです。

とある酒蔵の、投資型のクラファンにボーナスをちょこっと投資

という訳で、私が参加したのは、投資型のクラファンで、とある酒造さんのものです。

ボーナスで株か投信を買おうと思っていたのですが、一旦保留して、クラファンに参加する事にしてみました。

何故クラファンの事を知ったのかというと

「某社が事業拡大するという記事を新聞で読んで、調べていたら、別口で行っているクラウドファンディングに辿り着いた。」

というわけです。

元々、新規事業の事を知って調べるくらい気になっていた会社だし、応援もしたい。

そして・・、事業拡大の相乗効果で話題性もあるので、利益が見込めるかもしれないと踏んだのでした。

クラウドファンディングは、一口数万円(支援型や寄附型だと数百円からある)で参加できるので、気軽でいいですね。

投資型は、利益で償還される

投資型のクラウドファンディングは、新規事業や新工場の設立等で行われることが多く、それが丸ごとファンドとなっているので、運用が始まれば決算があり、利益があれば投資者に分配されます。

運用期間(会計期間)は、1~5年位。

私が出資した所のものは、毎年1回決算して、利益が貰えると言った感じです。

投資した額が全て返って来るかどうかは微妙な所ですが、新工場や新規出店等のファンドなら、オープニングセレモニーに参加できたり、酒造ならお酒、レストランならお食事券というように、お礼の品が貰えることも多く、楽しみが多いのがクラファンの特徴でもあります。

出資者として成長を見守れるという事も、ちょっとしたスペシャル感があって、いいですね。

採算度外視で応援するのか、虎視眈々とリターンを狙って投資を決めるのかはその人次第と言ったところですが、結構リスクも大きいので、やはりファンドの内容や事業計画、事業者の思いに共感できないと、投資は難しいです。

ファンドの償還率は、80~120%と言ったところ

さて、気になるファンドの償還率。

投資するなら、リターンは気になりますよね。

クラウドファンディングのサイトは沢山あるのですが、私が今回登録した所の償還率は、概ね70~120%と言った感じでした。

中には170%を超えるものや、0%というものもありましたが、中央値は80%位でしょうか??

ざっと見ただけの体感で、細かく表にしたりはしていないのですが、こんな感じです。

償還率が100%を超えるものは多くはなく、やはり、応援とか支援、返ってこなくても悔いはない気持ちで出資しないとやってられない感じです。

(資産運用として本格的なファンドを扱うクラファンのサイトもありますが、私はあまり興味ないので省略します)

肉やお酒関連は償還率が高い傾向にありますが、食は特に、その発信の仕方や広告、どれくらいメディアで取り上げられるかというのが売り上げに大きく影響されると思うので、それも含めて話題性のある今回のファンドには、とっても期待しています。

(事業計画にも、そこはかとなくコミュニティ誌などが喜びそうな企画が盛り込まれていた)

今回出資した酒蔵のものは、会計期間は7年。

事業計画では130%越えを目標にしていますが、どうでしょう??

出資した金額以上に戻るのかというリスクもあるし、償還期間も7年と、ちょっと気の長い話です。

そもそも、数万円しか出資していないので、それを7年で償還となると、投資の面白みはあまりありません。

でも、そんなに沢山出資したわけじゃなし、応援の気持ちや勝負の行方に魅力を感じているので、ま、いいかなと思っています。

今日の記事は、とある酒蔵にクラファンで出資したという記事で、もっと細かく書きたかったのですが、出資者がそれほど多くはなく、どこで何がバレるか分からないので、今日の所は出資先を伏せたいと思います。

でもきっと、そのうちブログに書くと思うな・・。

投資は、元本が割れる可能性があります。

クラウドファンディングは、特にリスクが高いと思われますので、内容をよく確認し、ご納得の上出資してください。

それではまた。