こんにちは。
娘のIgA腎症の治療のため、今日から扁桃腺摘出術の入院を(娘が)しています。
今回は無料の4人部屋が空いていたので、差額ベッド代を支払わずに済みそう〜。
良かった。
前回記事はこちらですので、突然この記事に辿り着いた方は、こちら↓をご覧ください。
これまでの経緯は、こちら↓からご覧ください。
前回からの簡単経緯
前回の腎生検後から今日まで、娘は腎臓内科の外来を1回受診。
同じ病院だけど、腎臓内科から紹介された形で、耳鼻咽喉科を2回ほど受診しています。
診療内容としては、腎臓内科では、いつも通りの血液検査と尿検査。
前回の腎生検の経過診察、入院中にお願いしていた扁桃腺摘出術のための耳鼻咽喉科への紹介と案内など。
耳鼻咽喉科では、紹介内容の確認と診察と、手術日の日程決めなどを行った・・、らしい。
(同席していないので、要領を得ない娘の説明まま)
腎臓内科のA医師の事前説明によると、耳鼻科は混んでいるので、手術の時期は遅くなるかも・・との事だったが、思ったより早く順番が回ってきて、年内には手術ができることになった。
で、入院前の血液検査で耳鼻科の外来を受診。
術前の診察と検査という事もあり、この時は私もトンボ帰りで診察に同席した。
耳鼻科の先生は、若くておしゃれで感じもよく爽やかで、ひと目で「モテそう」と言うくらいにカッコいい・・というか、CUTE♡って感じだった・・。
エリート富裕層が何代にもわたって集結させた遺伝子の集大成だな・・・・。
Iga腎症娘の、最近の様子
最近の娘はというと、「痛い」とか「気持ちが悪い」と言ったことはないようなのですが、「しんどい」とか、「体調が悪い」「だるい」などの不調部分が、全て「眠い」に取って代わるようで、異常なまでにいつも「眠い」を繰り返し、おでかけをしていてもすぐに疲れる様子。
放っとけば、1日中ベッドでグズグズしている。
(まぁ、母親と出掛けてても、お友達と出かけてるような楽しさはないだろうから、早く帰りたいと言うのもあるとは思うんだけど・・、寂しいね)
元来のボキャ貧が災いし、どういう状況なのかの言語化をしないので、状況の推測が全くできない上、その眠さが腎臓由来のものなのか、単純に、ゲームとバイトが原因の、不規則な生活由来なのかが分からない・・。
でも、貧血症状が強く出ていて、何度か「これはまずい」という危機的状況に陥ったことがあると告白あり。
血尿のせいで、かなりの鉄分が奪われているような気がしました。
そういえば医者からも、尿検査でのヘモグロビン値などが高い事について
これだけ血液と同じ成分が尿と一緒に体から出ちゃってるってことは、やっぱり良くないことなんだよ。
と言われていた。
扁桃腺摘出術の入院計画
就職を前にある程度治療を進めたい意向もあり、多少足早なペースなのかどうなのかは分かりませんが、腎生検からおよそ2ヶ月弱での扁桃腺摘出術となります。
この辺りは、病院のベッドの空き具合や、扁桃腺摘出術と同時にパルス治療(ステロイドの点滴による治療)を行う病院などもある事などから、どこの病院でも同じペースとは限りませんので、ご注意ください。
また、パルス治療と扁桃腺摘出、どちらを先に行ってもあまり結果に影響がないというのが最近の通説らしく、病気の進行度や医師の方針などで、パルスと扁摘の順番が前後するなどあると思いますので、この記事は、あくまでも我が家の例です。
お金のことは後でまとめますが、民間の保険をかけていたお陰で、(腎生検は請求できなかったけど)手術や入院後の通院に保険請求ができてかなり助かってます。
診察だけだと300円くらいの日もあるので、術後の通院で1日3,000円だか5,000円出るのはマジでありがたいです(おりる金額は、かけてる保険にもよりますよ)。
そんなところで、扁桃腺摘出術の入院計画がこちら。
- STEP
入院1日目。手術に向けての準備。
翌日の手術を控え、麻酔科医の診察や、手術室の看護師さんとの面談があります。
常用している薬やサプリメントの確認など。
食事制限はなし。
ただし、手術前日の22時以降は飲食禁止。
対象者には、「アルジネートウォーター(術中の脱水や、食事制限などによる栄養、ミネラル不足を補うためのスポドリ風液体サプリで、これを使用すると術後の回復が早いというウワサ。最近は点滴の代わりに使われたりするらしい。なんと、125mlで100kcalもある。Amazonとかでも手に入ります)」が配られるので、指定された時間までに消費。
アルジネートウォーターは、もしかしたら高齢者の水分補給にもいいのかも知んない・・。
※但し、水がわりに飲むのはよくないと思う。通常時なら1日1本が推奨量。飲み過ぎ注意。
- STEP
入院2日目。手術当日は全身麻酔
手術当日。
もちろん手術が終わって医師の許可が出るまで飲食禁止。
看護師が迎えにくるので、時間になったら歩いて手術室へ。
※扁桃腺摘出術は短時間で終了することが多いので、1日数人の手術が予定されていることが多い
術後、覚醒が確認されるまで、本人は手術室で待機。っていうか、ベッドの上。
帰室3時間後から、飲水可能。
帰室5時間後から食事可能・・・と言っても、流動食と言えば聞こえはいいものの、ただのおもゆだ。
入浴、シャワーは禁止。
術後、食事が半分以上摂取でき、止血剤の点滴が終了すれば、針が抜けます。
痛みに合わせて鎮痛剤投与あり。痛みを我慢することはないと説明される。
人によって尿管カテーテルが挿入されているが、歩行可能になれば、抜管されます。
初回歩行前の尿意や便意を感じたら、ベッドの上で・・。
- STEP
入院3〜6日目(術後1〜4日目)少しづつ食事が人並みに・・
目標:痛みが軽減する(だが、娘によると、こんなくらいじゃ痛みは引かないらしい)
術後1日目はシャワー、シャンプー禁止。よって、清拭などを看護師さんや付き添いさん(と言っても現代では付き添いシステムはないに等しいので、親兄弟とかか?)にお願いする。
2日目以降はシャワー浴OKとなります。
食事は、術後1日目三分粥。
術後2日目で五分粥。
3日目以降は全粥となり、状況により、軟飯なども可能。
術後は出血が見られることがあるので、出血を感じたら、すぐに看護師さんへ知らせること。
血液は飲み込まず、ティッシュに吐き出すこと。
※以上のことから、枕元にティッシュの箱とゴミ袋のスタンバイ推奨
- STEP
入院7日目、退院
医師の診断により、出血がなく、日常生活に支障がなければ、めでたく退院。
食事制限はないけれど、退院後は暫くやわらかめの食事を摂ること、酸っぱいものや柑橘系、炭酸や刺激物、スナック菓子などは避けることなどが指導されます。
扁桃腺摘出術、入院にかかった費用(うちは、外泊ありの10日入院)
と言うところで、今回の入院にかかった費用は、170,000円弱。
通常は7日間の入院となりますが、都合により連休を挟んでしまったので、今回の内訳は10日間(うち一泊二日外泊。)となります。
内訳はこちら。
扁桃腺摘出術入院費用
● 入院料等 :6,345円
● 医学管理等 :975円
● 手術・輸血 :23,100円
● 麻酔 :22,956円
● 病理診断 :2,520円
● 診断群分類(DPC) :102,198円
⚫️食事負担金:10,290円(1食490円)
◆合計:168,384円(税抜・3割負担額)
日曜祝日も食事提供はありますが、外泊分や絶食分は加算されません。
また今回は、保険外適用である、差額ベッド代はありません。
やったね。
とは言え、以前記事にもしたのですが、我が家は保険診療における所得区分の(イ)にあたるため、高額療養費の限度額は「167,400円+(総医療費※1-558,000円)×1%」。
この金額では上限にはあたらず、3割の額面まるまる支払いとなります。
※食事代や差額ベッド代などは高額療養費の算定には含まれません。また、この時点ではまだ難病申請の審査中なので、助成は適用されず、立替払い。その上審査が通るかも未だ不明だが、審査が通れば一応償還申請で助成分の金額が戻る予定。
この話はそのうち別の記事でご報告します。
定期的に年収1000万世帯VS400万世帯がネット上で燃えていますが、医療費にもこのような線引きがあり、区分(イ)の底辺層(ウチのことだよ!)なんて、税金や社会保険料で収入の半分くらいは持っていかれるし、ちょっと入院したら10万超えで減額無しだし、各種補助金にもあたらず、本当に経済苦しいです。
しかも今後、この上限額がさらに上がるというではありませんか。
これじゃ本当に納税だけする医療難民になっちゃうよ。
この事は以前の記事にも書いているので、全部読んでくださっている方には『またか』と言う感じだと思いますが、大事なことなので!
何度でも書きます!!
因みに、子供たちの医療保険は夫の医療保険にくっつけたままだったので、今回の手術と入院については、民間の保険からいくらかおりたので、すごく助かってます。
但し、もらえるのは、夫が病気入院した時の半額程度だから、もう、ほぼ赤字。
夫が病気入院すれば、多分プラスになっただろうから、夫が病気に・・はっっっΣ੧(❛□❛✿)!
かなりの暴言なので以下自粛。
これは、保険のタイプや掛け金などにもよりますが、子供は基本的にこういった病気にはかからない事が前提なので、どうしても掛け金は少額となります。
余裕があればもっといい保険に加入するのも良いと思いますが、月々の支払いで家計を圧迫するし、教育費とかに響いたら辛いので、まぁ仕方ないですよね。
実際長男は幸いにも一回も使わないまま成人したので、掛け金は全部ドブに捨てたことになりますし・・(健康に投げ銭したとでもしておくか)。
ところで、娘は今後暫くは、本人名義では多分新規で医療保険に入ることができないと思うんですよね。
だから、今まで無駄に保険を掛けていた分をさっ引いても、やっぱり医療保険には健康なうちから加入しておいてよかったと思いました。
さてさて、扁桃腺摘出術の入院費用内訳を書いた所で今回の記事は終了ですが、実はこの後、結局病院に30万円近くを支払うことになった・・。
次回の話に続く。
これまでの記録は、こちら↓をクリックしてご覧ください。
それではまた。