娘の健康診断で、尿に異常が検出され、近くのAクリニックに通って2年。
ずっと「経過観察」のまま、Aクリニックでは何の指示も無いらしい。
あまりに心配になった私が、娘が実家に帰ってきた時に別のBクリニックへ連れて行った時の娘の数値
・たんぱく:2+
・潜血 : 3+
若人でこんな数値出してたら、普通は放っておかないのでは??
Bクリニックからは「Iga腎症の疑い」と言われ
たまたま出ただけかもしれないけれど、心配なら大きな病院で検査してもらってね。
と言われた。
どう考えても、半年ごとの経過観察だけではおかしいし、普通は連続してたんぱくや潜血が出たら(と言ってもネット情報ですが)血液検査やエコーなどの精密検査が入るはず。
でも、娘は一度もエコーをしたことがないらしいし、血液検査もしたことがないと言う・・。
生活上の注意点なども聞いていないとのこと。
親としては、「発見が遅くてガンとかだったらどうしてくれるのさ!」と、不安しかないし、経過観察のまま腎臓病が進行し、末期腎不全にでもなったら、後悔してもし足りない!!
と言う感じで、業を煮やして大学病院へ、半ば無理やり紹介状を書いてもらった。
若い身空を犠牲にするな!Aクリニックには不信感しかない!!
そんな訳で、娘の尿検査に異常が出てから2年。
紹介状を書いてもらって大学病院へ行ってきました。
結果的に、Aクリニックをそのまま信用しなくてよかった事態・・。
行っていなければ、もしかしたら一生後悔していたかもしれないし、何なら、Aクリニックなど信用せずに、もっと早くに紹介状を書いてもらうべきだったとの、後悔の念さえあります。
と言うか、結果はまだ出ていませんが、私は今、Aクリニックを訴えたい位の気持ちでいっぱいです。
何故なら、Aクリニックは、紹介状を出すのも渋々でしたし、その治療のスタンスは
う〜ん、何だろうね〜。
経過観察だから、また半年後に来てね。
数値が上がってきたら・・、検査かなぁ・・
と言う感じだったらしい。
しかも、紹介状を書いてもらう段階では
え〜・・・。
そんな、すぐに検査とかにはならないと思うよ・・。
と言われ、紹介状も、かなり嫌々書いたらしい(離れて暮らしているのでクリニックには同席できていない)が、娘は「大学からも、卒業前にしっかり精密検査してもらえ。」と言われたと、強硬に出たらしい(偉いぞ)。
更に信じられない事に、なんとこの先生は、HPによると腎臓内科が専門のようだ・・。
腎臓を専門にしているのに、そんなのらりくらりとした事でいいのか!??
それとも、よっぽど悪くならないと診断しないのか・・。
ガンとかだったらどうしてくれんだ!
が!
Aクリニックの先生が予想したにも関わらず、結果的に当日中に大学病院ではかなりの検査をしたし、「検査結果は後日となります。」と言われる事も覚悟していたが、数値を見た先生からは至急扱いで(検査票に「至急」の文字があった)、検査結果の9割がその日のうちに出た。
(もしかしたらこの病院は全体的にそうなのかもしれないけれど)
病状は(私が)思っていたより進行していた(と言っても、正常値と異常値は、初期の場合は行ったり来たりするらしい)。
尿検査なんて、潜血どころか血尿だった。
しかも、大学病院の先生は
腎臓が一定以上悪くなると、僕たちの手ではどうにもならないんだよね。
だから、早めに診断をして、早期のうちに手を打っておかなければならないんだ。
とまで言った。
・・、怖い・・。
まぁ〜、この先生が非常に丁寧な説明で、腎臓の仕組みから悪くなる過程、さらに末期腎不全となった場合の話など、大学生の娘にもわかるようにちゃんと説明してくれた。
この日は尿検査の他、血液検査やエコーなどを行ったので、思わず癌の疑いを聞いてしまったが、幸い「それはない」と断言される。
今の段階で、敢えて診断するなら「慢性腎臓病」と言う結果だったが、ちゃんと診断をつけて治療方針を決めるには、入院し、腎臓の細胞を採取する「腎生検」が必要とのこと。
検査結果の数値的にはまだ猶予があるのと、娘の顔の様子(多分、むくみがなかった事とか顔色のことだと思う)、それと、長期の休みや就活のタイミングなどから、今すぐでは無いけれど、タイミングを見て腎生検の日を決めたいとの勧めであった。
(この段階で、医師にはある程度の病名見当がついている様子に見えた。それを確定させるための腎生検のようだ。)
就職してしまうと、長期の休みも取りづらいため、できれば在学中。
ひとまず、私も付き添わなければならないため、2ヶ月後に再検査を入れ、その日に生検の日程を決めましょうと言うことになり、次回は娘が一人で行かねばならんだろうが、その場で次回の予約を入れる。
実は、検査結果の一部の数値はまだ出ていないが、これは医師が責任を持って確認し、緊急であれば連絡するとの事。
なんて頼もしい事だ・・。
それにしても、異常値が出ていると言うのに、経過観察と言い続けてきたクリニックへ2年もの間娘を通わせてしまった。
これは、大いに反省しなければならないが、Aクリニックへの不信感は募るばかりだ。
思わず口コミを書いてしまおうかと思ったが、やめた。
大学病院は無駄な検査が多く高くつくとか、医療費の無駄という人もいるけれど、放っておいて病状が進行してしまうのはもっと怖い。
ドクターショッピングと言いたければ、言えばいい。
皆さんも、尿検査の異常は放っておかないで、ちゃんと検査を受けましょうね。
何もなければ、それでいいのだから。
そして、後から調べて知った事だが、腎臓の治療については、色々なスタンスの先生がいるらしく、早くに色々みてくれる先生もいれば、よっぽど悪くなるまで様子見の先生もいるらしいので、不信感が募る場合は、別のお医者にかかるのもいいかもしれない。
さて、今日の記事は、腎臓の異常値はすぐに検査しろって言うことと、初回の検査にいくらかかったのかの記事です。
検査にかかった時間や様子などは次回の記事にしますが、大学病院での検査と初診料は、以下のとおりです。
大学病院、腎臓検査の初回料金(我が家の場合)
・初診料:288点(864円)
・検査費用:3113点(9339円)
合計:10,200円(3割負担額)
検査内訳
・血液検査(検査項目は書ききれないので割愛しますが、試験管6本だったらしい。)
・尿検査(当たり前だが、一般健康診断などとは項目が桁違いであった)
・超音波検査
待ち時間中に私は、「夫の保険に子供の医療保険をつけていたか」などを思わず確認し、今年は医療費の確定申告も必要だなと、そっと領収証をカバンに入れた。
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